店舗設計デザイン・受発注サロン HOMEへ
 
川井 一明

1952年東京都出身
有限会社エストプランニング
代表取締役

1976年ICSカレッジオブアーツ
研究科卒業後インテリアデザ
イン会社を経て、1996年有限
会社エストプランニング設立。
主に飲食店舗のデザインを手
掛ける。

(有)エストプランニング
http://www.est-plan.com
 
カフェ・ビシュエ
カフェ・ビシュエ 吉祥寺店
南仏のカフェをイメージして
外光と対比。
落ち着いた雰囲気で寛げる
空間を意識しています。
 
Tsunami

DINING CAFE Tsunami下北沢店
ハワイアンのイメージを強調
したファサード。ガス灯の炎、
アコヤ貝から流れる水、ヤシ
の木とグリーンでハワイを
アピールしています。

 
ナタラジ

ナタラジ 荻窪店
自然派インド料理店らしく、
「ナチュラル」、「癒し」をコンセプト
にアジアンリゾートをイメージして
います。

 
 
 
 
 
 
これまで、主に飲食店舗のデザインを中心に活動してきました。
 
 ここでは、飲食店舗と物販店舗の違いを書きたいと思います。
 
飲食店舗の設計デザインと、物販など他業種の設計デザインとで、大きく異なる点は、
次の2点です。
 
 ・厨房の有無、それに伴う設備の違い
 
 ・消防法などの法規制の違い
 
飲食店舗では機能面でホールに高いオペレーション力が要求され、厨房はいかに高効率
で生産性を高めることができるかが要求されます。
 
飲食店舗のデザインは、ホールと厨房の機能を最大限に生かし、バランスのとれた空間を
実現することが必要です。ホールと厨房の関係性と機能性がデザインに大きく関わってき
ます。
 
飲食店舗では、生産拠点となる厨房計画とその廻りのオペレーションがとても重要な要素
となります。
 
また、水と空気の流れが飲食店舗のデザインには大きく関わってきます。
給排水衛生設備と空調換気設備など、機能性を高める為に必要なアイテムがたくさんあり
ます。
 
火気を扱う性質上安全面での設備も重要となります。
複合商業ビルインの飲食店舗ですと、消防法で火炎伝走防止設備(フード内消化)、ガス遮
断弁等や建築基準法で排煙、防火区画等、厨房廻りに絡む設備に法規制をふまえた上で
デザインをしなければなりません。
 
対して、物販店舗は消防設備等の規制が少ないので、ある意味自由にデザインができる
かもしれません。
 
 
飲食店舗のデザインは、店舗区画内のゾーニングから始まります。
 
エントランス・客席・厨房・トイレ等、業態特性をベースに割り振っていきます。
 
そこにオーナー様のイメージとデザインソースを絡めていくのですが、多くの制約と拘りの
中、試行錯誤の繰り返しで、完成型までなかなか辿り着けません。
 
すべてがピタッと嵌った瞬間には、設計屋にしかわからない喜びがあり、至福の時があり
ます。
 
厨房で料理人が新メニューの開発をしている時に似ているかもしれませんね。
 
 
 
 
記事の著作権は記事提供者に帰属します。無断転載・引用を禁じます。