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高田統弘

1970年神奈川県生まれ。

東海大学建築学科博士課程前期修得
鈴木エドワード建築設計事務所勤務
マッシミリアーノフクサスアルキテット
勤務
統設計設立


統設計motosekkei
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過日、このサイトで開催されたコンペ「ダムトラックスカフェ&ショップ」において、施主から
私が設計者としてご指名をいただき、良い条件に恵まれながら無事にショップの開店に至
りました。プレオープンパーティにはさまざまな業界から多数の方がご来店され、新店舗に
快いご評価をいただきました。その後も地域の方々を中心にご好評いただいております。
 
 
ダムトラックス社の新店舗は、アパレル的なダムトラックス商品の物販店にカフェを併設する
という、業態として最近非常に注目されているものです。このコンペ案件の概要と資料をいた
だいた時、平面計画と動線計画に配慮が必要だと感じました。物販とカフェとの相反する二つ
の空間をうまく繋ぎ合わせて、お互いに相乗効果をもたらせるような店舗の提案が必要でした。
 
 
コンペ提出後、面接が行われ、私が選考された後は、打合せを何度も重ねて基本設計を行
いました。この併設店舗は、ダムトラックス社の製品の物販が主軸であって、カフェは一階
にありながら販促の意味合いが強いものであり、如何にしてお客様を地下のショップへ導く
かに目的がありました。店舗内外の雰囲気や動線はこの事を念頭に検討が行われ、コンペ
の段階では明らかでなかった問題も解決してゆきました。それに伴い、開店後のオペレーシ
ョンやメニューについても改めて検討がなされて、ハードとソフトの両面から計画は進行して
行きました。
 
 
建物の立地は好条件とは言えませんが、交通量、通行量ともに良く、周囲に集客を見込む
いくつかの施設があり、住宅街とも隣接しています。何よりも建物の位置が良く外観が目立
つので、後は如何にして建物内へお客様を導くかが課題でした。ダムトラックス社のイメージ
カラーである赤を基本色にし、有効なサイン計画と共に、ショップフロントのデザインを行いま
した。通行量の程度から、前面より十分に店内が伺える透過性が必要であると考え、前面ガ
ラスの開口を利用して店内の雰囲気づくりが始まりました。客席の配置やカウンター厨房の
位置形状は、外から様子をうかがう方にとって不快感や拒絶感を与えないように配慮し、客
席のお客様にとっても開放感があり心地よく感じられるように工夫しました。
 
 
一階カフェの客席は、オープンなカウンター厨房の配置により、前面道路に面した席と建物
裏側の坪庭に面した席とに別けられ、それぞれ座った時の印象が違うのですが、 いくつか
の表情を持つ店内とする事でお客様に空間への興味を持っていただき、地下の店舗へも足
を運んでいただくという効果を期待しました。
 
 
地下のショップは回遊性のある什器配置とデザインにより、商品の見学を楽しんでいただけ
ると共に、店内を見渡して商談が行えるブース席を配置しています。
ダムトラックス社の商品には特徴があり、その特徴が十分に引立つようにインテリアデザイ
ンや照明計画を行いました。
 
 
その他、コンペ後にはたくさんの検討事項がありました。店舗設計は、施主と設計者が理解
を深めて意図に沿って行う必要があると考えます。幸いにも私の提案した行程計画に、ダム
トラックス社のご理解をいただき、基本計画を十分に行う事が出来たのですが、店舗設計に
おいては、計画の段階でより多くの労力を傾ける事が、開店後の繁盛につながると思います。
また、計画を十分に行う事によって、工事に入ってからの手戻りや不具合が少なくなり、
現場施工の工期が短縮され、経済的に事業を行う事が出来ると思います。
 
 
店舗概要、事業工程・工事費等のデータ
 
記事提供:統設計   
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